故畑孝一先生を偲ぶ会

2023.1.15

 

 <呼びかけ人代表の言葉>

 本日は、ご多忙の中、畑孝一先生の偲ぶ会にご参列いただきありがとうございます。

 福島大学教育学部並びに行政社会学部でお世話になった今野と申しますが、本日の偲ぶ会の呼びかけ人を代表して、一言挨拶を述べさせていただきます。

 畑先生は、1932年3月に横浜でお生まれになり、横浜大空襲も体験されておりますが、横浜市立大学並びに一橋大学大学院で研究の後、1967年4月に福島大学教育学部助教授として赴任されました。

 ご専門の社会学のご研究や教育とともに、教育学部の学部長、さらに全学の一般教育主事の要職を務められ、1988年4月に福島大学行政社会学部に所属替えとなり、1997年3月に定年退職となりました。その後、2005年4月には、奥羽大学教授となり、教鞭をとられています。

 学外においても、福島県明るい選挙推進協議会の委員及び会長を務められ、また放送大学ふくしま学習センターの所長を務められています、

 積極的に社会活動にも参加され、2005年4月に「田沢・清水・蓬莱九条の会」の結成に参加し、その代表となり、昨年1月18日に89歳でお亡くなりになるまで、17年にもわたって、この会の先頭になって活躍されてきました。

福島大学に赴任されてから55年間の長きにわたって、教育研究とともに、憲法を守り、発展させるための地域活動に、ご尽力されてきました。

私個人は、40年前に福島大学教育学部に転勤して、同じ社会科に所属することになりましたが、いつも教科の会議などは、昼休みに合同研究室でお会いすることになりましたが、前の大学と比較するとフランクな雰囲気で、それぞれ弁当を持ってきて食べながら会議をしていました。特に、畑先生は、いつもポットにお味噌汁を持参して、大変羨ましく感じたことを思い出します。それはまた、会議を和やかにしていたような気もします。

一緒に共同研究され、活動されてきた、皆さんから、生き生きしたお話を伺うこともできると思いますが、まず、長い間の畑先生への感謝の言葉を述べて、はじめの挨拶とさせていただきます。

畑先生、本当にありがとうございました。