11.3 憲法をいかす福島県民集会での「連帯あいさつ」

福島県九条の会」の今野です。

本日の「憲法をいかす福島県民集会」に対して、連帯の挨拶に参りました。

私たち「福島県九条の会」は、憲法改悪が差し迫っている状況の中で「九条の会」を作るという全国的なアピールに呼応して、福島県内の組織としても、25名の皆さんの呼びかけで、2005年2月に結成されました。17年になります。

同時に、各地域・職場等でも結成され、県内では、約100の「九条の会」があります。

九条を守る運動を、講演会や宣伝活動、署名活動などを展開しています。

 

最近は、コロナの問題で、なかなか集まれないということで、10月22日にオンラインで集会を行いました。運動の先頭に立っている方をお呼びして、講演を聴くとともに、各地の九条の会の活動、そこでは福島にある九条の会、いわきの九条の会、郡山の運動などを報告してもらいました。報告できなかったところを含め、それを視聴するという形で実行しました。

ささやかな運動ですが、やはり継続して広げていく必要があると思っています。

 

特に、2月のロシアのウクライナ侵攻以来、運動の難しさがあります。署名活動の中で、ウクライナのことを見ると、9条を守っているだけでは、国や国民を守ることができないのではないかという意見がでます。軍拡を推し進め、敵基地攻撃ができる軍備をすべきではないかという意見です。

これは結局、兵器に対して兵器で対応する、核兵器に対しては核兵器で対抗するということでありますが、ウクライナでの経緯を見ると、既に8か月が過ぎているが、なかなか解決しないということになっています。

やはり、憲法の前文でいわれるように、戦争にならないような外交的努力、交渉、国民同士の交流等が必要だろうと思います。戦争を前提の軍事同盟ではなく、仮想敵国といわれる国々をも含んだ平和維持体制の構築が必要だと思います。

このためには、様々な意見の違いがあっても、同じ目的のために協働し合うことが大切ではないかと思います。

こうして、今日、連帯の挨拶に参りましたのは、皆さんの憲法をまもる運動と、私たち九条の会が、可能な範囲で協働しようというメッセージを伝えるためです。

今日の集会の成功を願いながら、今後の発展を期待しています。