特別町民制度

 女川町に「特別町民制度」を導入しようと思い、以前、導入していた、福島会津三島町に問い合わせました。

 早速、係の方から、ご返事をいただきました。

 「特別町民制度は当町の『ふるさと運動』の一環として昭和49年から行ってきました。
 その趣旨は『地域づくりは自分たちの手で』という信念のもと、地域の大切なものは何かを追及する中で、ありのままの山村を守り、故郷を持たない都市と人々に三島町を故郷と思っていただき、ともにふるさとを作っていこうというものです。
 当初のメイン事業は全国に先駆けた『ふるさとの家』、今でいう農家民泊です。昭和48年、日本初の試みが日経新聞に掲載され、役場の黒電話が1日中鳴り響いたそうです。昭和50年のピーク時には800世帯を超える会員、普通の民家に親戚のように泊まるふるさとの家の利用者は延べ6千人近くありました。
 しかし、今のように農家民泊の制度が整備されていませんので、旅館業法などの規制もあり、課題がある中での事業であったと思います。
 現在では、農家民泊の受け入れは行われていません。それでも、129世帯の会員さんが三島町を応援する意味を込めて会費を払ってくださっています。会員規約は添付の通りです。何か参考になりましたら幸いです。支援ボランティアをこの要領で募集することも考えられると思います。」

 新しい形で、女川に導入できないか、考えています。