9月22日、雨足が強まる中、職場からの帰り、映画館に寄り、映画を見てきました。
映画は、『風のかたち −小児がんと仲間たちの10年』。「パンダハウス育てる会」の主催です。
作品資料によると、以下のように解説されています。
「2008年夏、聖路加国際病院副院長の細谷亮太医師、済生会横浜市東部病院小児医療センター長の月本一郎医師、あけぼの小児クリニック院長の石本浩市医師、三人によって企画された“SMSサマーキャンプ”は10年目を迎えた。
元気一杯な年頃なのに、毎日病室で治療の日々をおくる小児がん患者の子どもたちに、自然との触れ合いや元患者のボランティアとの交流の機会を与えようというサマーキャンプを、カメラは10年間追い続けた。
小児がん患者や体験者を、悲劇の主人公ではなく、“再生”のシンボルとして描いた本作は、単なる難病を扱ったドキュメンタリーという枠にとどまらず、命の尊さ、生きる意味、未来への眺望、の映像化として、閉塞的な現代の社会全体に大きなメッセージを送っている。」
「小児がん」など、考えたくないと思い、涙なくしては見ていられないと想像していましたが、今では10人中7−8人は治癒しているという小児がん。なにか、展望の持てる映画でした。10年間の撮影ですので、子どもの頃と、成人してからと対比できて、感動的。異口同音に、「人に役立ちたい」、「病気をして人の優しさを感じた」等など。
生きることが限られるからこそ、生きることを大事にしないとと、教えられる。